むかし村 楽市楽座について

 楽市楽座 市のお話市とは 市の歴史 市という場所 現在の市

現在の市-市への郷愁-

市の雑踏に入るのは楽しいものです。特におばさん・おばあさん達が、それぞれ海や山の産物を携えて道の両脇にしゃがんで、客とやりとりする朝市や夕市などの光景には不思議と懐かしさを覚えます。


新市町の吉備津神社の「市立大祭」は、11月農繁期を終えてホッとした備後地方の民衆にとって、年に1度の大きな楽しみであったでしょう。"市の風に吹かれに行く"という言葉が使われる地方があります。日常生活のいろんなウップンを市の雑踏の中に捨てに行くという意味かも知れません。


最近、道路脇で農産物などを置いた簡易な販売所があちこちに登場しています。それらは、しばしば"○○市"・"××市場"という名前がつけられています。市の持つイメージ-自由で気軽な雰囲気-を意識しているのでしょうか。


新市町でも、"しんいち楽市・楽座"や"ふれあい祭り"という行事が、多くの人が手作りの物を持ち寄って、見る-話す-売る-買うというコミュニケーションを交換する場となっています。かつて、道と道が集まる所に市が立ち、あちこちからいろんな人が集まりました。市は情報の発信源だったのです。このような歴史を持つ私たちの「しんいち」は、今後もそんな町にしたいです。


「しんいち楽市・楽座」の風景


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楽市楽座・「市」のお話
2005/4/11update 1998/03/10open