むかし村 楽市楽座のこと


 楽市楽座 市のお話■市とは 市の歴史 市という場所 現在の市>

「市」についてちょっとお勉強です。
ここでは、広島県新市町立歴史民俗資料館で1989年10月〜1990年2月に行なわれた第3回特別展『市-中世民衆の中の-』のパンフレットか解説を引用(部分)します。
(略) 

パンフレット表紙
「市」とは? 

市とは、人間同士が物と物とを交換する行為、あるいはその場所(=市場)です。市という語は、"斎"(いつく=神に仕える)に由来すると言われます。物と物とを交換するという行為は、本来は単なる経済活動というより宗教性の強い行為であったのかもしれません。
時代がくだり、いろんな手工業がおこり、商業の世界でも売り手と買い手とが区別され、貨幣も用いられるようになると、民衆の日常生活にしめる市の重要性は大きくなっていきます。
一定範囲の人々に、市の立つ日と場所が認識された結果として、それらが地名として各地に残されているのです。 

市は毎月決まった日に開かれた定期市(market:例えば「五日市」では毎月5日、15日、25日の3回)と、1年にせいぜい数回立つだけの大市(fair:たとえば吉備津神社の秋の大市)に大別できます。 
  


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楽市楽座・「市」のお話
2005/4/11update 1998/03/10open