●村の情報発信<■こだわりの温泉> |
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共同浴場は、温泉地の顔であると思っている。 しかし世の中の全ての共同浴場が、温泉地を代表するごとく判りやすい場所にデーンと鎮座している訳では決してない。建物は小さく、看板も出さず、隠れるように存在する浴場も少なくない。 温泉地には、意外な所に意外なモノがあったりする。 無かったりもする。 そういったものを探索するのは、なかなかに面白いものである。 東郷温泉は、鳥取県中部の東郷湖南東湖畔に数軒の旅館・国民宿舎が点在する温泉地である。 その共同浴場はJR松崎駅の近くにある。 理髪店脇の異様に狭い専用通路を抜けた住宅街の裏路地に建つ素朴な建物が『寿温泉(寿湯)』である。名前を併記しているのは正式名称がどっちなのかよく判らないからである。両方書いときゃ問題ねーだろと考えるあたりが私の適当な所である。 初めて訪問した時は 明るい印象の浴室にはタイル張りの浴槽が一つ。無色透明の源泉が掛け流されている。これで自家源泉ならばもっといいのだが、そこまで言うのは贅沢であろう。設備はともかく低料金で良質の温泉が楽しめるのだから羨ましい話ではないか。 簡素な浴場にいい湯が隠れている。こういう事があるから温泉巡りはやめられんのである。 なお、すぐ近くに温泉組合員専用の浴場があるので、間違えないよう注意されたい。 |
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008-掲載日:2005/08/26 sasaki | |||||||||||
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