村の情報発信こだわりの温泉


三朝温泉 株湯


(鳥取県東伯郡三朝町)  7:00〜22:00(日曜は11:00〜、無休) 200円

福山から高速道路に乗り、米子自動車道湯原ICで下道へ。国道313号を湯原温泉・蒜山高原方面へ進み、中和村で国道482号を三朝町方面へ進み鳥取県に入る。国道179号との交差点を倉吉方面へ進み、あとは三朝温泉の案内標識に従う。


福山から約170q。


鳥取県中部を流れる三徳川、その川沿いに大小の旅館が建ち並ぶ温泉地がある。三朝温泉である。

『三晩泊まって三度朝を迎えればどんな病も治る』という言い伝えからその名がついたと聞く。

私も高級旅館に三泊くらい余裕で出来る身分になりたいもんである。

さて、その三朝温泉の温泉街の外れ、住宅地の中に『株湯』という共同浴場がある。この小さな共同浴場は、山陰の一大温泉地・三朝温泉の元湯であり起源なのである。

源泉で45.6℃、ちらちらと赤茶色の湯の花が混ざる透明な湯が小さな浴槽に掛け流されている。やや熱くて長湯には向かないが、『株湯』はこの熱さがいいのだ。


狭い浴室にはシャワーもないが、そんな些細な事を気にする人はいない(と思う)。誰もが浴槽の湯を汲んで体も流せば頭も洗う。新鮮な湯があれば、余計な物は必要ないのである。


ラジウム温泉として名高い三朝温泉には『株湯』の他に共同浴場が1軒と無料の露天風呂が1つ、それに地元住民専用の共同浴場が私の知る限りでは4軒ある。自家源泉を所有する旅館も多く、確認した訳ではないが個人の住宅でも源泉を所有しておられる所があるという。

『株湯』は小さな共同浴場であるが、一大温泉地・三朝温泉の大きな顔でもあるのである。

 



002-掲載日:2005/02/26      sasaki

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