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 吉備津神社 大屋根の大掃除 貴重な写真をいただいた

一宮さん、装いも新た
本殿大屋根、三十七年目の大掃除

備後の国一宮、吉備津神社(追林昌弘宮司)で11日から、本殿大屋根の苔を除去するなど大掃除が行われている。昭和四十三年に桧皮葺きの屋根が葺き替えて以来、三十七年目にして初の大掃除。専門の作業員数人がクレーン車を使い、手作業で屋根に積もった枯れ枝や枯れ葉を取り除き、一面に生えた苔を掻き落している。
桧皮葺きは通常六十〜七十ごとに葺き替えられるそうだが、一宮さんは裏山が本殿に迫っている影響もあって、苔が三〜四センチの長さに生い茂り、その上に枯れ枝や枯れ葉がビッシリ。苔の下は水分を含み、桧皮が腐って腐葉土状態になっていた。
「前回の葺き替え以来、三十七年経って苔が屋根全体に広がってきており、さらに昨年は大型台風の影響で、枯れ枝や枯れ葉がいつも以上に積もった。桧皮を長持ちさせる為、思い切って大掃除に踏み切った。これで水の流れや風通しがよくなり、桧皮が長持ちするでしょう」と追林宮司は話す。
作業にあたったのは府中市阿字町の武山林業。クレーンを屋根部まで伸ばし、作業員が上部から桧皮を痛めないよう、熊手やほうきでゴミや苔を掻き落した。前面突起部は時間をかけて作業したそうで、「難しかった」と作業員は話していた。掻き落とした苔は全部で五〜六トンになるという。
国重文指定の本殿は慶安元年(一六四八)、福山城主水野勝成公が建て替えたもので、七間社入母屋造。大屋根は前面に三角形の千鳥破風と、円みを帯びた唐破風を備えた桧皮葺き。
(中国新聞 新市販売所 しんいちかわら版 2005年4月16日 発行より)

吉備津神社の大家根が掃除されたのはミニコミ誌に掲載されて知った。16日に吉備津神社の仕事で行った時に、宮司さんより、珍しい写真(デジカメ画像)があると言われ見せられたのは、掃除中にクレーンの上から撮影された写真だった。
大屋根の上部より、東側を撮影し御池まで写っていた。宮司さんが言われるには、本殿から参道まで左右対称になっている。
この画像はHPに掲載を了解頂き、お願いしていただいたのです。これは貴重で大切な画像となるでしょう。
私もクレーンの上から見てみたかった。
・新市町新市宮内   ・撮影日2005年4月14日


(御池が見えるのがわかるかな?)

(見事な・・・真っ直ぐな参道)

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